咽頭結膜熱 過去10年の同時期と比較して最多継続

咽頭結膜熱 過去10年の同時期と比較して最多継続

図.咽頭結膜熱 流行の様子情報元:IDWR2017年12月4日〜2017年12月10日(第49週)

(感染症・予防接種ナビ)

 感染力は強力。直接接触の他、タオル、ドアの取っ手、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン等の不特定多数の人が触る物品を介した感染にも注意してください。

 なお、プール熱という名前の方が一般的に知られるようになり、プールに入ったら感染してしまうなどのイメージを持っている方もいますが、残留塩素濃度の基準を満たしているプールの水を介して感染することはほとんどありません。

地域別情報

 2017年12月4日〜10日(第49週)の速報データ・定点当たり報告数の多い順
 ・富山県
 ・北海道
 ・宮崎県
 ・群馬県
 ・山形県

症状

 発熱で発症し、
 ・頭痛、食欲不振、全身倦怠感
 ・咽頭炎による咽頭痛
 ・結膜炎にともなう結膜充血、眼痛、まぶしさ、流涙、眼脂
 が症状で、3〜5日間程度持続します。

 眼症状は一般的に片方から始まり、その後他方にも症状が現れます。

 潜伏期は5〜7日とされています。

 ただし、生後14日以内の新生児に感染した場合は全身性感染を起こしやすく、重症化する場合があることが報告されています。

感染経路

 感染経路は通常、「飛沫感染」、または手指を介した「接触感染」です。また、結膜や上気道からの感染もあります。

治療方法

 特異的な治療方法はなく、対症療法が中心となります。眼の症状が強い時には、眼科的治療が必要となることもあります。

予防法

 主に接触感染で伝播し、感染力は非常に強いです。予防には感染者との密接な接触を避けること、流行時に手指の消毒をしっかりと行うことです。

 タオル、階段やエスカレーターの手すり等の不特定多数の人が触る物品による間接的な接触で感染するため、流行期間中はしっかりと手を洗うことを心がけてください。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

 

皆様ご用心下さいませ。

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